フィリピン旅行の心得

滞在中の環境やフィリピン内での交通手段、外出時の注意点についてなど、フィリピンに旅行をする際に知っておきたいお役立ち情報をご紹介しています。 フィリピンへの旅行前にぜひチェックしてみてください。

滞在中の環境について

電気・電圧

フィリピンの電圧は日本とは異なり、220ボルトで、周波数は60ヘルツです(日本の電圧は100ボルトで、周波数は東日本は50ヘルツ、西日本は60ヘルツ)。日本から電化製品を持って行く場合、220ボルトまで可能な海外対応の製品、または変圧器を使用する必要があるのでご注意ください。
パソコンやスマホなどの充電器は幅広い電圧に対応している場合が多いので、220ボルトでも対応可能であればそのまま使用することができます。

また、フィリピンのコンセントプラグ形状は「A型」「B3型」「C型」の3種類があります。日本と同じA型のプラグが多いですが、古いホテルなどの場合、プラグの形状が違うことがあるので変換プラグを持って行くと安心です。

Wi-Fi環境

首都圏のマニラはもちろん、人気観光スポットのセブ島、ダバオ、パナイ島、ボラカイ島などのほとんどでWi-Fiを利用することができます。国際空港、ホテル、カフェ、ショッピングモールなどでは、無料Wi-Fiを使える場合もあります。

ただし、海外の無料Wi-Fiとなるため、通信速度や回線の切断など、日本と同じような使い心地というわけにはいかない点もあるので、ご注意ください。

パスポート・ビザ

30日間以内の滞在の場合、ビザは不要です。31日以上の滞在を希望する場合、ツーリストビザを日本のフィリピン大使館や総領事館で取得することができます。

また、無税で持ち込めるものや、持ち込みや持ち出しが禁じられているものについては、下記をご確認ください。

●アルコールはレギュラーサイズ(1L)2本までとなります。
●たばこは紙巻きたばこ400本、葉巻50本、パイプ用たばこ250gまでとなります。
●フィリピン・ペソの持ち込み、持ち出しはP50,000(2019年8月現在)までとなります。
●外貨は無制限(US$1万以上は要申告)です。
●銃火器類、麻薬類、わいせつ物、偽ブランド品等の持ち込み、持ち出しは厳禁です。

お金について

両替時の注意点

後ろに人が待っていたとしても、その場で必ず両替金額を確認してください。一度その場を離れてしまってからのクレームは一切受け付けてもらえませんので、ご注意ください。発行されたレシートも失くさないようにしましょう。

また、一度に大金を一人で両替することはやめましょう。トラブルを避けるためにも、目立つ行動は厳禁です。
なお、両替をしたときは可能な限り少額のお札でもらうようにしましょう。地元のローカルなお店で1,000ペソ札を出すと、嫌がられてしまうことがほとんどです。

両替方法

フィリピンでの両替についてご紹介します。

●空港の両替所:
ベストレートではありませんが、悪いレートでもありません。街中に出るまでに、10,000円程度両替を済ませておくと便利でしょう。両替できるのは1万円札、5,000円札、1,000円札です。基本的に硬貨は両替できません。

●街中の両替商:
上手に使えば、一番レートが良いのが街の両替商です。「MONEY EXCHANGER」という看板が出ているので、街を歩いているとすぐにわかります。

●ショッピングモール:
都市部のショッピングモール内では通常、カウンター形式の両替店が入っています。両替レートは街の両替商より多少悪いことがほとんどです。しかし、ショッピングに行った際など、利便性から考えるとおすすめの両替場所です。

●ホテルのフロント:
通常、ホテルのフロントで両替をすることができます。しかし、両替レートは非常に悪く、あまりおすすめはできません。手数料もかかるので、緊急時以外は利用しないほうがよいでしょう。

●銀行:
フィリピンでも、もちろん商業銀行の窓口で両替をすることができます。両替レートは国際為替レートに銀行独自の基準を適応させるため、通常あまり良くありません。

クレジットカードの利用

日本ではクレジットカードで決済する人が増えていますが、フィリピンではまだ現金が主流です。そのため、フィリピンでの滞在時には現金が重要となります。

ローカルのお店ではなかなかクレジットカードを利用できるところが少ないので、ご注意ください。

チップ

フィリピンの場合、チップは義務ではありません。
価格には、販売額に対してVAT(付加価値税)とサービス料が課せられるので、特別チップが必要となるわけではありません。

チップを払う場合の目安額は、下記を参考にしてください。
●枕銭/軽い荷物の運搬:5~20ペソ
●高級レストラン/特別なサービス:20ペソ~

交通手段について

交通に関する注意点

多くの人が利用する公共の交通機関は、トラブルに巻き込まれるリスクも高まります。ブランドバッグや高額な金品を身に付けるのは避けたり、多額の現金や貴重品などは持ち歩かないようにしたりして、事故や犯罪に巻き込まれないように注意しましょう。

また、ご自身で運転されるときには、まず都心は慢性的な渋滞であることを知っておきましょう。駐車違反が発覚した場合、ペナルティが高額になるのでご注意ください。

トライシクル

オートバイの隣に座席を付けた三輪車です。

マニラやセブなどの大きな街では、下町や郊外などでしかほとんど見られませんが、そのほかの都市でジープニーの次に地元との人の足として利用されています。

ジープニー

フィリピンの主な交通手段で、相乗りタクシーとして地元の人に利用されています。中古のジープを改造したものが原型で、8~10名ほどが乗ることができます。フロントや車体に発着地や主な経由地ルートが書いてあり、そのルートを往復しています。

ショッピングモールや市場の前などが停留所となっていますが、ルート上であればどこでも乗り降りすることが可能です。

レンタカー

フィリピンでは、運転手付きのレンタカーが一般的。ガソリン代は利用者が負担し、走行距離によって料金も加算される場合が多いです。

タクシー

タクシーは、メーター制とクーポン制があります。

クーポン制のタクシーはあらかじめ行き先ごとに運賃が決められており、その運賃が記入されたクーポンに基づいて料金を支払うシステムです。通常のタクシーより割高ですが、料金が目的地ごとに設定されているため料金トラブルの心配などがなく、安心して利用できます。

メーター制のタクシーはレギュラータクシーで初乗り40ペソ~、イエロータクシーで初乗り70ペソ~です。イエロータクシーは空港を起点に動いている黄色い車体のタクシーで認可を受けており、比較的安全に利用することができます。

タクシーに乗るときは乗車前に運転手と交渉し、メーターを使ってくれるか確認しましょう。そのほか、ホテルの契約タクシーは割高ではありますが、安心して利用できます。

鉄道

メトロマニラ(マニラ首都圏)には、下記3種類の鉄道が走っています。
●LRT(Manila Light Rail Transit )
●MRT(Metro Rail Transit)
●PNR(Philipine National Railway)

主にメトロマニラの移動には、LRTとMRTが利用されます。
LRTは、Baclaran駅(パサイ)からRooosevelt駅(ケソン)の南北をつなぐ路線と、Santolan 駅(マリキナ)からRecto駅(マニラ)の東西をつなぐ路線を持っています。
MRTは、North Avenu(ケソン)からEdsa(エドサ)間のマカティやオルティガスなどの主要ビジネス街を繋ぎます。

行先までのチケットを購入して電車に乗りますが、「Beep Smart Card」というチャージ式のICカードもあります。人が多く出入りするためスリもいるそうなので、ご注意ください。

その他

カジノで勝ったときの税金

大金を現金の状態で所持したまま日本に帰国しても、税関で正しく申告すれば、その場で納税させられるということはありません。

税関で徴収されるのは関税であり、所得税の徴収は税関の管轄ではありません。持ち帰った現金をそのまま自宅まで持って帰ることができます。

国際電話のかけ方

●フィリピンから日本への電話:
国際電話会社の番号+日本の国番号(81)+相手先の電話番号

●日本からフィリピンへの電話:
国際電話会社の番号+識別番号(010)+フィリピンの国番号(63)+相手先の電話番号

喫煙

2017年7月15日から全国禁煙法が実施され、公共の場での喫煙は全面禁止となっています。
公共施設の屋内外、道路などが禁煙の対象で、罰則は500ペソ~10,000ペソです。

知っておくと便利なフィリピン語

●おはようございます: マガンダン ウマガ
●こんにちは: マガンダン ハポン
●こんばんは: マガンダン ガビ
●ありがとう: サラマット ポー
●さようなら: パアラム

外食する際の注意点

●ストリートフードは、お腹を壊す原因となり得ます。調理場所や器具が衛生的ない場合があるので、気をつけましょう。
●水道水は飲めません。ペットボトルのミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
●食事をする前には、アルコール消毒を心がけましょう。
●刺身などの生ものを食べる場合は、多少割高になりますが日本食レストランで食べると安心です。

持って行くと便利な持ち物

以下の持ち物を持って行くと、いざというときに安心なので参考にしてみてください。

●常備薬
衛生面では、まだ日本ほど環境が整っていません。環境の違いもあり、旅行中に水が合わなくておなかを壊してしまったり、突然高熱が出てしまったりというケースも考えられます。いざというときのために、日本から常備薬を持って行くと安心です。

●虫よけ・蚊取り
フィリピンでは、デング熱のリスクが常にあります。デング熱は菌を持った蚊に刺されることで発症するので、外出する際や蚊が多い室内では、なるべく虫よけを使うようにしましょう。

●折り畳み傘
フィリピンでは、短時間でザーッと降るスコールが多いです。外出時には、小さな折り畳み傘を持って行くと良いでしょう。

●日焼け止め
日差しが強いため、日焼けをしたくない女性の方は特に気をつけましょう。

外出するときの注意点

●夜間の外出などは、できるだけ注意を払いましょう。
●スリや置き引きなどの軽犯罪は多いので、大金は持ち歩かないようにしましょう。
●豪華な貴金属は身につけないなど、海外生活における基本的な注意が必要です。
●滞在先のお部屋でも、貴重品は鍵がかけられる場所に保管しましょう。。

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