快適なフィリピン旅行にするため押さえておきたいSIM知識

2018/09/28

今やスマートフォンやパソコンは、私たちにとって欠かすことのできないものとなっています。それは日常に限らず旅先でも同じこと。知らない土地で過ごすからこそ、旅先では特に重要性を感じます。しかし、旅先で日本と同じようにスマートフォンが使えるとは限りません。

今回の記事では快適なフィリピン旅行にするため、押さえておきたいSIM知識についてご紹介します。
 

フィリピンのWi-Fi環境とは

WiFiのイメージ写真
スマートフォンやパソコンをフィリピンで使用するために、まずチェックしておきたいのがWi-Fi環境です。日本では当たり前のようにスマホをどこでも使用することができますが、海外となるとそうはいきません。ポケットWi-Fiを持参するか、あるいはWi-Fiが繋がる場所でなければいつも使用しているスマホを使うことができないのです。

フィリピンはホテルやショッピングモール、レストランなどの施設では基本的にフリーWiFi環境が整っているため、こういった場所であればそれほど使用に困ることはありません。ただし、通信環境が良くない場合もありますし、何かを調べたり、誰かに連絡したりしたい場合にいちいちWi-Fiが繋がっている場所を探さなければいけないため面倒に感じることもあるかもしれません。
 

海外旅行に便利なSIMフリースマホ

スマートフォンとSIMカード
海外で自身のスマートフォンでインターネット利用したり、通話したりする場合、国際ローミングの扱いとなります。日本で使っている携帯電話をそのまま使用することはできるのですが、この国際ローミングを使用するとかなり高額な料金がかかります。

料金を気にして使用しなければならず、それでは快適に過ごすことができないですよね。海外用Wi-Fiルータのレンタルや海外パケット料金定額などもありますが、そんな方におすすめなのがSIMフリースマホの利用です。

もともとSIMフリースマホを使っている方であれば問題ありませんが、docomoやsoftbank、auなどの通信キャリアで契約した携帯電話の場合、海外旅行に出かける前に必ずSIMロック解除を忘れずにしておきましょう。最近の日本のキャリアで購入した端末は基本的にSIMロックを解除することができますが、以下のケースはSIMロックの解除ができない場合があるので注意が必要です。

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●2015年以前に発売された機種
●購入日から一定日数経過していない(キャリアにより異なるが、100日前後)
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短期間の旅行なら空港でのプリペイドSIM購入がおすすめ

空港のイメージ写真
自分でSIMカードとプリペイドカードを購入し、ロード(チャージ)して使用する方法もありますが、慣れていないと手間がかかります。そのため、短期旅行での利用の場合には空港でのプリペイドSIM購入がおすすめです。

空港であれば、面倒な設定などもスタッフが対応してくれます。日数やデータ通信量ごとにさまざまな料金プランが用意されているので、旅行日数や用途などから最適なプランを選んで契約するだけです。空港内にキャリアごとに購入カウンターがあるので、好きなキャリアを選んで手続きをしましょう。

ちなみに、フィリピンでの大手キャリア会社は「Globe(グローブ)」と「Smart(スマート)」、「SUN(サン)」の3社。プリペイドSIMの購入方法はどこも同じですが、通信エリアが広いなどの理由で「Globe」を選ぶ人が多いようです。
 

SIMカード・プリペイドカードの購入方法

フィリピンのショッピングモール
空港で買い忘れてしまった!といった方のために、自分でSIMカードとプリペイドカードを購入して設定する場合の方法を簡単にご紹介します。

まずは、フィリピンのSIMカードを購入しなければなりません。このSIMカード、「どこで売っているの?」と疑問に感じる方も多いかと思いますが、基本的にはどこでも購入でき、料金は40ペソ程度です(日本円で90円前後)。主な販売場所は、コンビニ・スーパー・ショッピングモール・バス乗り場の売店など。SIMカードの購入には、書類の記入や身分証の提示などの面倒な手続きは一切ありません。

SIMカードを購入しても、すぐにスマホが使用できるわけではありません。フィリピンでは携帯料金前払い制が基本です。そのため、使用する前には「プリペイドカード」を購入する必要があります。日本では馴染みのない「プリペイドカード」ですが、分かりやすく言うとiTunesカードようなものです。あらかじめこのプリペイドカードを購入し、SIMカードにロード(チャージ)することで初めて携帯やスマホの利用ができます。

このプリペイドカードもSIMカードと同様、基本的に街中であればどこでも購入することができるので、使用する分の料金を選んで購入しましょう。SIMカードとプリペイドの準備ができたら、あらかじめ持参したSIMフリーのスマホを使って登録するという流れになります。
 

フィリピンでSIMスマホを購入するには?日本での購入との比較

どちらが良いか悩む女性
SIMフリーのスマホですが、日本から持参するか、あるいは現地で購入するかの2択になります。

フィリピンで購入する場合、各都市にある大型のショッピングモールに行けば多くのスマートフォンが販売されています。フィリピンは日本よりも物価が安いので、スマホ本体の価格は3,000ペソ程度(約7,000円程度)から手に入れることができます。もっと安いものであれば日本円で2,000円程度から展開がありますが、あまりに安いものはLTEに対応しておらず通信速度が遅い、日本語対応がされていないといったこともあるので、購入時には注意が必要です。

日本で購入したスマホを持参する場合には、使い慣れているなどのメリットがある一方で、旅中で盗難やスリにあった場合のデメリットもあります。そのため、万が一のことを考えて現地で購入する方も多くいるようです。一度SIMフリーのスマホを購入すれば、その後も海外専用として使用することができるので海外に訪れる機会が多い方は現地で安く手に入れるのもよいでしょう。
 

まとめ

日本で当たり前のように使用しているからこそ、旅先でも必要性を感じることが多いスマートフォン。料金やWi-Fi環境を気にすることなくスマホが使用できるSIMフリースマホは、きっと楽しい旅の助けとなるはずですよ。

あなたも、SIMフリースマホを使いこなして快適なフィリピン旅行にしてくださいね。
 
 

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