手軽にバカンスを味わうなら、セブ島・バリ島、どちらを選ぶ?

2018/10/13

「まとまった休みがなかなか取れないし、旅行費も出来るだけ抑えたい…。でもバカンスを味わいたい!」。そんな方に人気なのが、気軽に行きやすいアジア旅のセブ島・バリ島です。
どちらに行こうか迷っている方に、今回はセブ島とバリ島それぞれの特徴や違いについてご紹介します。
 

セブ島・バリ島の基本情報

セブ島の空とヤシの木

セブ島・バリ島はどちらも日本から手軽に行くことができるビーチリゾート地として人気のある島です。まずは、それぞれの基本情報をチェックしてみましょう。
 

セブ島

セブ島は、フィリピンの首都マニラから南に約500キロに位置しています。フィリピンの公用語はタガログ語と英語。フィリピンはアジア圏有数の美しい英語と評されることもあり、近年では語学留学先としても人気があります。ほとんどの人が英語を話すことができるので、ホテルやお店での会話は基本的に英語でOKです。

セブ島というとビーチリゾートのイメージが強いですが、セブシティなどの街中では東南アジアらしい活気ある雰囲気も味わうことができます。
 

バリ島

バリ島はインドネシア・ジャカルタのすぐ左に位置し、州都はデンパサールです。公用語はインドネシア語ですが、現地の人々はバリ語を使用する人も多いです。また、バリ島は日本人観光客が多いことから、空港やレストラン、ショップなどでは日本語を話すことができる人も多いので、現地でのコミュニケーションにはそれほど困らないのも行きやすさを感じる理由の一つと言えます。
 

セブ島・バリ島のフライト時間&気候をチェック!

空を飛ぶ飛行機

では次に、セブ島とバリ島のフライト時間と気候について見てみましょう。
 

フライト時間

セブ島へは直行便利用で4~5時間、乗り継ぎ便の利用で10時間弱。対してバリ島は直行便で7時間半、乗り継ぎ便で10時間超かかります。どちらの場合も、乗り継ぎ便を利用することで料金を抑えることができますが、乗り継ぎ時にタイムロスが発生するため時間がかかります。

時差に関してはセブ島・バリ島いずれも1時間なので、時差ボケなどが起こることなく過ごせる点はどちらも魅力ですね。
 

気候

セブ島のベストシーズンは1月下旬~4月(乾季)で、気温は26℃前後です。
バリ島は4月~10月(乾季)がベストシーズンで、気温30℃前後。バリ島は赤道直下に位置するため日差しが強く、日焼けはもちろん熱中症や日射病対策が必要となることもあるので注意が必要です。

セブ島・バリ島のどちらも日中は暑くても夜は気温差があり涼しく感じることもあるので、上着やストールなどを寒さ対策として持ち歩くことをおすすめします。
 

セブ島・バリ島の海での楽しみ方

セブ島のビーチ

セブ島・バリ島のどちらもビーチリゾートであることから、欠かすことができないのがマリンスポーツなど海で楽しみ方です。それぞれ、海でどんなアクティビティがあるのかを見てみましょう。
 

セブ島

セブ島で人気があるのが、セブ島の南に位置するオスロブでのジンベエザメウォッチングやジンベエザメのエサやり体験です。オスロブへは市内から高速バスで3~4時間ほど要しますが、ここでしか体験できない特別感があります。

さらに、セブ島で人気なのがアイランドホッピング。いくつかの島をバンカーボートと呼ばれる船でまわり、シュノーケリングやBBQなどを楽しみます。島ごとに持ついろんな魅力を味わうことができ、オプショナルツアーで参加するのがおすすめです。
 

バリ島

バリ島ではスキューバダイビングやシュノーケリング、シーウォーカーなどのアクティビティに加え、波が高いのでサーフィンを楽しむことができます。初心者向けのポイントではサーフィンスクールが多くあるので、レッスンに参加することも可能。日本ではサーフィンをしたことがない方でも丁寧に教えてもらえるので、旅行の機会にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
 

ビーチ以外の観光スポットってあるの?

バリ島のタマン・アユン寺院
海で楽しむのがメインとは言え、せっかくの旅行ならその国ならではの観光地やアクティビティも気になりますよね。海以外にはどんな楽しみ方ができるのか見ていきましょう。
 

セブ島

セブ島で人気があるのが、着地点を目指して800mもの長いワイヤーを勢いよくスライドするパパキッツのジップライン。パパキッツでは、他にも乗馬やカヤックなども楽しむことができます。

また、フィリピンで最も古い要塞であるサンペドロ要塞やフィリピン最古の教会・サントニーニョ教会も人気の観光スポット。アクティビティだけでなく、歴史や文化を学ぶことができる観光名所も人気があります。
 

バリ島

ビーチリゾートのイメージの強いバリ島ですが、魅力溢れる観光スポットも豊富。ブルワツ寺院・タナロット寺院をはじめとするバリ・ヒンドゥー教の寺院に加え、世界遺産に登録されているウブドの美しいライステラス(棚田)も見ごたえがあります。

また、バリ島の伝統舞踊であるケチャダンスの公演が各地で開催されているので、伝統に触れるのもおすすめです。
 

滞在中の重要ポイント!ホテルで比較

Jパークアイランドリゾート&ウォーターパーク・セブの外観

旅行の満足度を左右する、重要なポイントであるホテル。セブ島とバリ島のホテルにはどんな違いがあるのでしょうか?
 

セブ島

セブ島は橋で繋がっているマクタン島付近にリゾートホテルが固まっていて、日本人観光客から人気のある「シャングリ・ラ・マクタンホテル」もマクタン島にあります。セブ国際空港もマクタン島にあるので、アクセス面を考えてもマクタン島のホテルを選ぶ方が多いようです。
プライベートビーチやプールがあるホテルが多いので、治安が不安…という方もホテルの敷地内でリゾート気分を安心して満喫できます。
 

バリ島

バリ島はホテルが点在しており、エリアによって特色が異なり、ホテルの種類も豊富です。例を挙げると、ヌサドゥア地区はバリ島を代表するリゾートエリアであることから、大型の高級ホテルが多いのに対し、空港に近いクタ地区は安価なホテルが数多く並びます。
ホテルの規模やレベルによって施設はもちろん、受けることができるサービスも差があるのでホテル選びは慎重に行う必要があります。

 
 
セブ島・バリ島いずれも、日本よりは手頃な価格で行き届いたサービス、施設の利用が可能。こうした点も、日本人観光客がバカンスを求めて訪れる理由といえるでしょう。
 

セブ島とバリ島の物価は?

お財布から100円を取り出す手

食事代や物価が日本と比較すると安いので、現地でそれほどお金がかからないのも魅力の一つ。セブ島はペソ、バリ島はルピアをそれぞれ通貨として使用しています。

物価はミネラルウォーターを例に挙げると、セブ島では15ペソ(日本円で約30円)、バリ島では3,000ルピア(日本円で24円)と日本よりもはるかに安い価格であることが分かります。また、女性人気の高いスパも日本より手頃な価格で体験することができ、1時間1,000円程度で受けられるお店もあります。

物価が安いからこそ、日本にいるときよりもプチ贅沢を味わうことができるのも、セブ島・バリ島に共通した魅力と言えるでしょう。
 

セブ島・バリ島はそれぞれどんな人に向いている?

共通点が多いように見えるセブ島とバリ島ですが、それぞれどんな方に向いているのか、特徴をまとめてみました。
 

セブ島

●移動時間を抑えて、現地での時間を充実させたい方
●東南アジアらしい喧騒を味わいたい方
●いろんな雰囲気の海やビーチを存分に楽しみたい方
 
   

バリ島

●自分好みのリゾートホテルを選びたい方
●マリンスポーツやサーフィンをアクティブに楽しみたい方
●ビーチだけでなく、いろんな観光スポットもまわりたい方
    

どんな旅にしたいか、目的などを踏まえた上で選ぶことをおすすめします。
 

まとめ

セブ島とバリ島は似た点も多いことから、違いについてあまり知らない方も多くいらっしゃるでしょう。バカンスを楽しむという意味では共通していますが、やはりそれぞれの特徴や違いも数多く存在します。

それぞれの良さを知った上で、旅の目的や自分が求めている過ごし方に合った旅先を選ぶことが満足感を味わうコツといえるのではないでしょうか。
 

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